プロモーションに起用していたタレント事務所が炎上……
スポンサー企業への言及を把握し、炎上拡大を防ぎましょう!
こんにちは!NTTコムオンライン ソーシャルリスニング担当です。寒くなったと思ったら、もうすぐ年が変わりますね。せわしない時期ですが、暖かくして乗り越えましょう。
今回のnoteでは、プロモーションに起用していたタレント事務所が炎上してしまった際の、スポンサー企業への反響と対応について見てゆきたいと思います。
炎上の概要
2023年3月、海外のドキュメンタリー番組で、日本の芸能事務所によるタレントへの性加害問題が取り上げられました。「社会的に見て見ぬふりをされている」との批判や被害の深刻さについて言及され、当該番組の放映をきっかけに、事務所やスポンサー企業への批判が本格化することとなりました。
8月に国連人権理事会から批判があったことで、9月には各スポンサー企業が対応を迫られました。スポンサー企業へのSNSユーザーの関心は11月現在も高い状態が継続しています。
投稿量の推移
SNS投稿量の推移をみると、国連人権理事会からの言及を皮切りに、スポンサー企業への関心が高まったことがわかります。
国連人権理事会から最初の言及がなされると、スポンサー企業は一斉に広告起用の中止や契約解除について発表しました。概要で述べた通り「社会的に見て見ぬふりをされている」という認識がなされている問題であったことから、スポンサー企業に対して「今まで無視をしていた問題が表面化したから対応しただけだ」との批判が集まります。
そんな中でも、事務所所属タレントやタレントのファン、本件に関心を寄せる層への配慮をしたリリースを発表した企業の中には、SNSユーザーから好意的な反応が見られた企業がありました。
SNS上の論調
批判的な意見
見て見ぬふりをしてきた問題について、今更対応をするのは遅い、人権意識が低い
(事務所タレントのファンから)起用を中止するなら不買する
(人権意識が高いユーザーから)起用を継続するなら不買する
タレントは悪くないのに契約解除はおかしい
当該事務所と契約する以上は人権侵害に加担していることになる
好意的な意見
なぜ取引を継続しないのか、人権保護の観点からきちんと説明されており納得できた
企業としての人権への考えを明確にしていた
タレントの人権を保護しながら起用継続ができるように、前向きに検討している
それでは、好意的な意見が寄せられた企業のリリース例を見てみます。
企業のリリース例
企業A
取引を継続すれば人権侵害に寛容であるということになってしまうため、継続はできないと判断した。事務所が被害者救済などに本気で取り組むことを期待する。
企業B
タレントに非は無い。起用中のタレントとの契約については、個人との契約に変更するなどの可能性を検討している。
企業A・Bとも、対応の発表だけでなく、企業としての人権保護の観点から判断をしたことを明確にしています。これらの説明がユーザーに受け入れられ、適切な対応をしたという印象を持たれたということが推察できます。
炎上の拡大を防ぐには
ー問題点とユーザー論調を整理し、適切な説明をー
今回の炎上では、
加害者と被害者が存在する問題が発生した
プロモーション起用を中止すると、加害者にも被害者にも影響が出る状態であった
長期の被害やこれまでの被害者の訴えにより「黙殺されている」とユーザーに認識されている問題であった
という3点からタレントの起用中止や契約解除を発表したスポンサー企業に、批判が集まることとなってしまいました。
しかし、その中でもユーザーへの説明をきちんとした企業には、好意的な反応が複数寄せられ、炎上拡大や不買運動の影響を小さくすることができたと推察されます。
お客様への適切な説明は、日ごろからSNSを監視し、ユーザーの指摘するポイントを押さえることで可能となります。
投稿量の増加を素早く検知する!
まずは、
「タレント・プロモーション系キーワード」
で、X(旧Twitter)投稿をリアルタイムに収集し、批判や炎上を素早く把握しましょう。ポイントを押さえた見解をリリースすることで、炎上拡大の予防や、お客様へ安心感を持たせることにも繋がります。
タレント・プロモーション系キーワードの例→「タレント名」や「キャンペーン名」など。
今回であれば、上記のようなキーワードを含む投稿を常時監視できれば、問題が拡大する前にユーザーの心象と照らし合わせた対応が可能となります。
しかし、常にX(旧Twitter)をモニタリングするのは難しいものです。
そこで、各種SNSやニュースサイトなどの投稿をリアルタイムに収集・分析・通知を行うソーシャルリスニングツールの活用をおススメします!
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どんなキーワードを設定したらいい?
どのくらいの投稿を収集できますか?
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ではまた、次回のnoteでお会いしましょう!