ランキングサイトの「1位」表記にステルスマーケティング疑惑が…10月の法改正に適応し、ブランドイメージを守りましょう!
こんにちは!NTTコムオンライン ソーシャルリスニング担当です。秋の風が感じられるようになりましたね。長い残暑でしたが、元気に過ごせましたか?
今回のnoteでは、ステルスマーケティング疑惑がかけられたランキングサイトの炎上事例を元に、10月施行の「ステマ法規制」などについて見てゆきたいと思います。
炎上の概要
2023年8月31日、あるサービス比較のランキングサイトについて、「1位として掲載するには広告料が必要」「一定期間の掲載契約で、掲載待ちの企業もいる」との報道がされました。情報は掲載を断られたサービス担当者から新聞社へと提供されたもので、新聞社は独自に調査を実施していました。
記事公開前の8月17日、新聞社はランキングサイトの運営と、1位掲載の企業へ「1位という表記はステルスマーケティングではないか」と指摘し見解を求めました。すると数日後の21日、突如として当該のランキングサイトが非公開となりました。
更に2日後の23日、1位と表記されていたサービスの運営会社はHPに謝罪文を掲載します。また、2社とも新聞社の取材に回答し、サイトの非公開は両社で協議を行った結果であることも判明しました。
投稿件数
SNS投稿量の推移をみると、新聞社の報道により投稿量が増加したことがわかります。
BtoBサービスであっても、間接的にはユーザーへの不利益が懸念されることから、toB、toCに関わらずステルスマーケティングは受け入れられないものであるとの意見が複数見られました。
SNS上の論調
この事案では
もっとまともな企業であると思っていた
広告料金のランキングでは意味がない
広告料によるポジティブな表現はよいと思うが、1位掲載は流石にまずい
(元社員より)もともと誠実さのない社風である
今回は大きな炎上には発展しなかったものの、ユーザーからは企業への信頼性が揺らいでいる様子が見られ、ステルスマーケティング自体に厳しい目が向けられていることがわかります。
炎上を迅速に収めるためには
ー迅速に把握して組織としての対応を統一するー
今回の炎上では、
サービスを比較した結果であるかのように受け手が誤認する表現であった
実際はサービスや品質は関係のない「1位」表記であった
ことで、新聞社に取り上げられてしまいました。
10月施行のステマ規制法ではBtoBサービスは対象にはなりませんが、ステルスマーケティングへの規制強化の時流もあり、向けられる視線は大変厳しいものになっています。ブランドイメージが毀損されるだけでなく、サービス利用を避けられることにもなりかねません。
大きな炎上に繋がらずとも、プロモーション施策がユーザーにステルスマーケティングと捉えられていないか、ブランドイメージ毀損や信用の低下が見られないか、日ごろからSNSを監視することで、ユーザー動向に合わせて素早く対応をすることが可能です。
投稿量の増加を検知する!
まずは、
「製品・ブランド系キーワード×批判系キーワード」
で、X(旧Twitter)投稿をリアルタイムに収集し、素早く把握しましょう。特にリリース発表の後は反響が見られますから、関連するキーワードを確認しておきたいですね。
ブランド・サービス系キーワードの例→「ブランド名」や「社名」など。
批判系キーワードの例→「ランキング」や「ステマ」「広告」など。
上記のようなキーワードを含む投稿を常時監視できれば、問題が顕在化する前に法規制やユーザーの心象と照らし合わせた対応が可能となります。
とはいえ常にX(旧Twitter)をモニタリングするのは難しいものです。
そこで、各種SNSやニュースサイトなどの投稿をリアルタイムに収集・分析・通知を行うソーシャルリスニングツールの活用をおススメします!
弊社ではソーシャルリスニングツール Buzz Finderをご提供しております。
~Buzz Finderとは?~
X(旧Twitter)のほか、ニュースや掲示板、ブログや各種SNSに対応しており、企業のブランドセーフティを強固にする費用対効果の高いツールです。特にX(旧Twitter)は全量リアルタイム投稿収集により、ネット炎上などへの迅速な対応や、生の声を活用したブランド改善をローコストオペレーションで実現します。
~Buzz Finderでできること~
特定のキーワードを含む投稿の収集(件数の上限あり)
収集したい条件でアラートメールを受信
投稿件数やポジネガなどをグラフ化、一目で把握
前日の注目トピックをレポートとして受信(デイリートピックメール機能)
~よくあるご質問・ご要望~
どんなキーワードを設定したらいい?
どのくらいの投稿を収集できますか?
どんなアラートが設定できますか?
目的別に投稿を抽出したいです! など
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また、noteで発信している炎上事例集をDLいただけるようにレポートをまとめました。ぜひご活用ください!
ではまた、次回のnoteでお会いしましょう!