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[Mixpanel] Funnelsレポートの使い方①

こんにちは。
今回はMixpanel担当のエンジニアが Mixpanel レポート機能を紹介します。

前回は、Mixpanelのレポートの中で最も汎用性が高い「Insightsレポート」を使ってデータを見ていきました。
今回は、「Funnelsレポート」を見ていきます。

Funnelsレポートでは、ユーザーが一連の行動の中のコンバージョン率、離脱率をビジュアル化できます。
ECサイトの例ですと、商品検索→商品詳細を閲覧→商品をカートに追加→購入者情報の入力→購入完了のような流れの中のどこで離脱するか、どのくらいの人が購入まで至ったのかを見ることができます。

使用するデータは、Mixpanelのデモデータとして用意されているE-Commerceを使います。



レポートの作成

レポートを作成するには、画像の赤枠のようにメニュー左上のReports→Funnelsを選択します。

選択すると以下のようにFunnelsレポートの作成画面が開かれるかと思います。


mixpanel レポート画面

イベントの設定

今回はまず、「ECサイトにおける直近30日のコンバージョン(購入)率」を見ていきたいと思います。

Select Stepを押すと以下のようにMixpanelに入っているイベントデータが一覧で出てきます。
※今回はデモデータを使用しているため必ずイベントは表示されるますが、1か月以上データが入らないなどすると、非表示扱いになり一覧に出てこなくなることもあるので注意。


コンバージョン(購入)率を見るために、Product Searched(商品検索)、Product Added(カートに追加)、Checkout Started(チェックアウトの開始)、Purchase Completed(購入完了)の4つのイベントを設定します。

数秒で直近1か月のコンバージョン率がで出てきました。
コンバージョン率は48%程であることがわかりました。
また、ぱっと見でCehckout StartedからPurchase Completedで落ちている人が多いこともわかるかと思います。このことからCheckoutの際に入力に手間がかかるなど、何か原因がありそうなことが示唆されます。


※レポートを作成したら、右上のsaveボタンからレポートをダッシュボードに保存しましょう。

Breakdownの設定

さきほどまでで、チェックアウト時に何かしらの問題がありそうだということがわかりましたので、Insightsの時と同様にBreakdownして深堀してみます。
今回は、OSを選択してみます。


このようにOSごとのコンバージョン率が見えるようになりました。
見たところ、OSXで特に離脱率が高くOSXでのUIなどに問題があるのかもしれません。

Funnelsでは、Breakdown時にFirst touchやLast touch、Step1など、どのステップの値でBreakdownするのかを選択することができます。
今回の例では、Step1を選択しPurchase Searchedイベントにおける値でBreakdownしています。

※FunnelsにおけるBreakdownの細かい仕組みは、以下も参照ください。
https://docs.mixpanel.com/docs/analysis/reports/funnels#property-attribution

最後に

今回は、Funnelsレポートを設定して、コンバージョン率を見てみました。
こんな簡単にE-Commerceの購入分析が出来ます!

Funnelsの詳細は以下の公式ドキュメントもご参照ください。
https://docs.mixpanel.com/docs/analysis/reports/funnels

Funnelsでは他にも設定できる項目があるので、次回そちらを用いてレポートを作ってみたいと思います。

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