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[Mixpanel] Funnelsレポートの使い方②
こんにちは。
今回はMixpanel担当のエンジニアが Mixpanel レポート機能を紹介します。
前回はFunnelsレポートの簡単な設定でデータを分析しました。今回はもう少し細かい設定を見ていきます。
Conversion Criteria
Conversion Criteriaは、Funnelsレポートのコンバージョンの定義を決めたりする項目です。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583464787-qzhHHjo9Hv.png?width=1200)
Advancedの設定を含めると5種類ありますので、一つずつ見ていきます。
Within 〇〇days
ここでは、ユーザーが一連のステップを何日以内に完了させたときコンバージョンとみなすかを設定できます。
初期値では30daysで設定されているため、30日以内に設定したすべてのステップ(イベント)を行っている場合、コンバージョンとなります。
最大で12か月まで設定することが可能です。
Uniques/Totals/Sessions
![](https://assets.st-note.com/img/1696583486340-Dsdi0uBy5l.png)
Uniques: ユニークユーザー数でコンバージョンを表示
Totals: イベント数でコンバージョンを表示
Sessions: セッション数でコンバージョンを表示
Any Order
Funnelsで設定したステップの中には、順番が逆になるものもあるかと思います。そんな時に使えるのがこのAny Orderです。
ECサイトのデータではいい例がないため、Mediaのデモデータを使ってみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583502892-2KMZGrs9aA.png?width=1200)
Sign In(ログイン)をしてからChannel Subscribe(チャンネル登録)するまでにWatch Video(動画視聴)、Like(高評価)、Comment(動画へコメント)などが行われるかと思いますが、特にLikeとCommentはどちらが先に行われても問題ないかと思います。そこで、この二つのイベントをAny Orderで設定してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583519137-7LFDKLIbgM.png?width=1200)
初期では一番最初のイベント(今回では、Sign In)のみが固定されている状態ですので、Watch VideoとChannel Subscribeを固定します。
下の画像の赤枠内の矢印マークを押すと固定化できます。
※逆に1など数値が書いている箇所を押すと矢印に代わり、固定化を解除できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583531860-NaT5Wnqt9O.png)
固定化した結果以下の画像のようになり、LikeとCommentだけは順番がどちらでもいいような設定となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583545887-XtMj6iIbh5.png?width=1200)
LikeとCommentどちらが先に行われることが多いのかも見てみます。
Conversion Criteriaからは離れますが右上にあるFunnel StepsをTop Pathに切り替えます。
※Top Pathsは、Any Order利用時のみ選択可能
![](https://assets.st-note.com/img/1696583556353-OkdBo4JSGr.png)
結果は以下になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583570802-tBHbtH02KD.png?width=1200)
Likeを先にやる人のほうが多少多いことがわかりました。
Exclude users who did…
設定したステップ間にとあるイベントを行っていないユーザーのみに絞ることができる機能です。
例えば、先ほどのMediaの例で考えた場合、Likeを行ってChannel Subscribeをしているが、その間にCommentはしていない人だけに絞りたい場合です。
![](https://assets.st-note.com/img/1696583589353-Dd5XgqNHnk.png?width=1200)
実際にCommentというイベントを全ステップ間で行っていないユーザーのみに絞ってみました。
こう見るとかなりコンバージョン率が落ちていることがわかります。ここからSign InしてからChennel Subscribeするまでの間にLikeのみを行っているユーザーは少なく、Commnetもしていることがわかりました。
Holding Property Constant…
Funnelsで設定した全ステップでプロパティに同じ値がついているもののみコンバージョンとみなす設定です。
Stepの途中でOSの種類が変わったりした場合、コンバージョンからは外れることになります。
表示するグラフの種類
![](https://assets.st-note.com/img/1696583655128-4EMpe0H67Q.png)
Funnel Steps
デフォルトの設定。それぞれのステップでのコンバージョン率を見ることができる。
Funnel Trends
![](https://assets.st-note.com/img/1696583671815-4DIKcc2uHK.png?width=1200)
コンバージョン率やステップを完了するまでにかかった時間を時系列で表示する。
Time to Convert
![](https://assets.st-note.com/img/1696583684851-tDQYaOO0AP.png?width=1200)
ステップ間でどのくらい時間がかかっているかを表示できる。
Frequency
![](https://assets.st-note.com/img/1696583705244-UkW38XV7zk.png?width=1200)
次のステップに行くまでに前のステップを何回行っているかを表示する。
画像では、ステップ2(Checkout Started)を行うまでにステップ1(Cart Viewd)を何回行っているかを表示しています。
※Top Pathsは、先ほど紹介済み
最後に
Funnelsレポートの細かい設定を見てみました。
設定をしっかりすることで、きちんとした分析ができるようになります。
Funnelsの詳細は以下の公式ドキュメントもご参照ください。
https://docs.mixpanel.com/docs/analysis/reports/funnels
次回はFlowsレポートを作ってみたいと思います。
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